米フィラデルフィアで3月6日、下校中にバスを待っていた高校生らが銃撃された。
CNNによると、覆面をかぶった3人がバス停近くに停車した車から降り、ちょうど到着したバスに乗ろうとしていた生徒たちに向かって、少なくとも30発を発砲したという。

被害を受けたのは、15〜17歳の高校生8人。7人の容体は安定しているが、1人は9発撃たれ、重症だという。
容疑者らはその場から逃走したものの、事件に関わったとされる3人は12日までに逮捕された。捜査当局は、さらにもう1人が事件に関わっているとし、容疑者に「自首するよう」呼びかけている。
事件の2日前にも、同じフィラデルフィアで似たような銃撃事件が起きている。バス停にいた15人に2人組が近づき、突然発砲した。
ABCニュースによると、17歳の少年が死亡し、10代の若者2人を含む4人が負傷した。容疑者の身柄は確保されていない。
3月6日の事件は重体の16歳、3月4日の事件は死亡した17歳を標的にした可能性が高いとみられている。
フィラデルフィア警察のケビン・べセル本部長は記者会見で「2つの事件に関連性があるかはわからないが、もしあるのならこの争いを早く終わらせたい」と語った。
「この3日で登下校中の生徒11人が撃たれたという事実を目の当たりにし、ここに座っているのは辛いことです」
「私は何度も口にしてきましたが、銃による暴力と銃(の所持)に対処しないことが下流に影響し、このような事態に陥っています。その結果が、私たちが今目にしている実態なのです」