公開中の映画『哀れなるものたち』主演のエマ・ストーンが、撮影中のエピソードを明かしました。
『哀れなるものたち』で印象的なのは、ベラと弁護士ダンカンとのダンスシーン、数多くのベッドシーン……そしてベラがエッグタルトにどハマりするシーン。
「性に奔放なキャラクターを演じるのは大変でしたか?」と聞かれたエマは、ベラの他の部分を描くほうが大変だったと答えます。

「ベラのセクシュアリティを表現するのは、あまり大変ではありませんでした。撮影の仕方や手順が決まっていたし、インティマシーコーディネーターもいたし、セットも閉鎖的だったし…。ある意味、もっとも簡単でした。ちゃんと振り付けが決まっているようなものですから」
ベラが初めて歩けるようになるまでの体の動きなど、ベッドシーンよりも創意工夫や努力が求められるシーンが多かったと話します。
「ポルトガルのシーンではタルトを60個も食べました。最初のひと口はおいしいけれど、最後は吐きそうになりました」

「あとは、ベラが初めて死と貧困を目の当たりにするようなシーン。こういうのを演じるほうが、ベッドシーンよりずっと難しかったです」
「ベッドシーンについてとにかくたくさん聞かれますけどね!」と会場を笑わせつつ、「カメラはそういう部分も描く必要があったと思います」と締めくくりました。