英語圏で人気のネット掲示板Redditに、"Am I the Asshole?(これって私が悪い?)"というスレッドがあります。

今回ご紹介するのは、5月に結婚式を控えているという18歳女性からの相談です。

父子家庭で育ったという女性。母親は女性が生まれた後に家を出ましたが、女性は「そのことで母を責めてはいない」といいます。
「(私を妊娠した)母は、まだ結婚や家庭を望んでいませんでした。望んでいたのは父のほうで、母に子どもを産むよう懇願したんです」
2年前、女性は友人との旅行先で偶然、母親と奇跡の再会を果たします。
「母はとても積極的で社交的な人でした。(最初はお互い気がつかなかったが)私の顔に見覚えがあると思ったみたいです。名前を告げると、気まずい雰囲気になりました」
その後、母親は「自分の家族」に合わせたいと、女性を夕食に招待しました。女性は、母親の夫マーク、娘エリー(13)、息子ジェームス(15)と対面します。
「とても傷つきました。母は "再スタート" を切っていたのです。子どもはいらないと言っていたのに」
その後、母親と親しくなることはなかったそうですが、連絡は取り合う仲になったそう。一方、異父兄妹にあたるエリーとジェームスとは親密になり、「2人の人生に寄り添いたい」と女性は書いています。
「こぢんまりとした式」を計画しているという女性は、エリーとジェームスを招待しますが、母親とマークは呼びませんでした。

エリーとジェームズは、式に参加できることをとても喜んでいたそう。しかし、女性の母親は、自分とマークが結婚式に招待されていないと知ると、意見を変えました。
母親は怒り、自分が参列できないなら2人も行かせないと言ったそう。
「私は母の娘だし、結婚式でエリーとジェームスを2人きりにしたくないという気持ちはわかるので、罪悪感を覚えています」
「でも、父は母と別れてから一度も会っていません。私は父を愛しています。父が傷つくのを見たくないんです」
「母親とマークを招待しないのは、私が悪いんでしょうか? 本当に特別な瞬間なので、あまり親しくない人には来てほしくないのですが…」
投稿には、600件以上の回答が寄せられました。
そもそも「結婚するのが早すぎる」という意見もありますが、これは女性と婚約者との間のこと。
エリーとジェームスが未成年である点を考慮すべき、という内容の回答が多くの支持を得ています。
💬「女性が高校生(当時3年生)のうちに婚約したことも含め、いろいろと複雑」
「でも、結婚式の招待客は自由に選べるし、あなたは悪くないと思う。ただ、未成年の子どもに関しては、親の許可がいる。母親に話すより先に、2人に言っちゃったのが間違い」
「母親が出席したいと言うのは、理にかなっている。だってあなたの父親の家族が2人にどう接するか、何を言うかわからないから」
💬「正直なところ、私にはわかりません…。でも、あなたは結婚するには若すぎるのでは? ご両親の離婚の原因は、お父さんにもあると思います。お母さんは望んでいなかったのに、子どもを産ませたのだから」
「お母さんが去ったのは悲しいことですが、当時はまだ準備ができていなかったのかもしれません」
「それに、未成年の子どもを保護者抜きで招待はできません」
「お父さんが傷つく、というのも、私ならそこまで気になりません。彼が傷つくとしたら、それは罪悪感からくる感情だと思います」
💬「母親を招待しなかったこと自体は、悪くないと思う。母親は(離婚後)、子ども持つ準備ができても、娘と関わらなかった人だ。たとえ再会した時に礼儀正しかったとしても、結婚式に招待する義務はない」
「結婚式に招待しない」という行為で、母親に「仕返し」をしたいだけなのでは…という厳しい意見も。
💬「実の母親を招待せず、その子どもたちを招待する。これって母親に対する "平手打ち” なのでは?」
「あなたと、異父兄妹2人の唯一のつながりは、その母親。父親が母親とその夫に会うのは耐えられないのに、その子どもたちと会うのは平気、というのはズレている気がする」
「だから、あなたがやっていることは母親への罰のように見えてしまう。あなたが傷ついたのは事実で、それを疑うわけではないけども」
💬「もちろん、結婚式には誰を招待したっていい」
「とはいえ、なぜお母さんを招待しないのか、自分自身に正直になる必要があると僕は思います。異父兄妹を招待したのだから、ただ『親しくない』だけではないはず」
「お父さんに、お母さんと夫に会うことについて聞いてみた? 彼の意見を求めてみては?」