空港で探知犬が嗅ぎつけたのは…サルのミイラ。「自分で食べるため」と持ち主

    ボストン・ローガン国際空港で、探知犬が旅行客の荷物から4匹の「サルのミイラ」を発見した。コンゴから帰国した持ち主は税関に「干し魚」として申請していたが、食用のためサルをアメリカに持ち込んだという。

    米ボストン・ローガン国際空港で1月、米国国土安全保障省 税関・国境取締局(CBP)の探知犬が帰国者の荷物から4匹の「サルのミイラ」を発見した。2月11日に当局が発表し、AP通信などが報じている。

    持ち主は、コンゴから帰国した旅行客だった。税関には「干し魚」として申請していたが、食用のためサルをアメリカに持ち込んだという。

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    押収・破棄されたサルのミイラ

    アフリカをはじめとする、世界の特定地域に生息する野生動物の生肉や加工肉は「ブッシュミート」と呼ばれており、エボラウイルス対策などのため、アメリカへの持ち込みは禁止されている。

    アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、ブッシュミートの持ち込みには25万ドル(約3700万円)の罰金が科せられるとしているが、今回の旅行客は起訴を免れたという。

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    サルのミイラを発見した探知犬のバディ(左)

    サムネイル画像:Getty Images