7月30日、最高人民法院は裁判規則の明確化と基準の統一を図り、第28回目となる「指導的事例」を公示した。公示された6件はいずれも知的財産権に関連する事例であり、各級人民法院(裁判所)の類似事件の審理に参照を提供することが目的だという。

 6件には、美術作品の実用化をめぐる家具著作権侵害事件、職務発明に関わる特許権帰属紛争事件、新技術分野の特許侵害判断基準に関わる特許権 侵害事件、柑橘系新品種の保護範囲をめぐる植物新品種権侵害事件、著名商標「王老吉」をめぐる不正競争事件、「江小白」をめぐる商標権無効宣告行政紛争事件が含まれている。

出典:最高人民法院公式サイト