ケベックシティおよびドイツ、ミュンヘン発, Jan. 21, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- レベル1~5の先進運転支援システム (ADAS) および自律型運転 (AD) センシング技術のグローバルリーダーであるレダーテック (LeddarTech®) と、自動車照明およびレーザーシステムのグローバルリーダーであるオスラム (OSRAM) は、長期契約を締結したことを発表した。レダーテックは業界をリードするLiDARハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントをオスラムのPERCEPT LiDARプラットフォームに提供することになる。

PERCEPT LiDARプラットフォームは、産業化と自動車規格に重点を置いて設計された、初のフレキシブルソリッドステートLiDARプラットフォームである。ティア2の明確な役割を果たすべく、オスラムは中長距離プラットフォームを独自のアプリケーションに適合可能なOEM、ティア1、システムインテグレーターに提供することを目指している。

このパートナーシップの目的は、業界で初めて自動運転車グレードのADASを供給し、最終的には量販価格で完全自動運転システムを提供することである。

オスラム (OSRAM Licht AG) CEOのオーラフ・ベルリーン (Olaf Berlien) は次のように述べている。「2017年初頭に、オスラムはレダーテック独自のソフトウェアとハードウェアコンポーネントをベースにしたLiDARの技術アプローチが有望と認識したため、7,000万ドル (約72億8,000万円) を投資し、大口株主になりました。それ以来、当社ではLiDAR製品の開発に7,000万ドル (約72億8,000万円) 以上を投入し、量販に求められるコストと性能を実現するLiDARソリューションをティア1およびOEMに提供してきました。」

オスラムのPERCEPT LiDARには、レダーテックのLeddarEngineが組み込まれている。LeddarEngineは、高度に統合されたシステム・オン・チップ・ファミリーと関連のLiDAR測定ソフトウェアで構成されており、ISO 26262適合で、システムのコストと開発時間を大幅に削減する。PERCEPT LiDARプラットフォームは、オスラムのレーザー製品、光学モジュール設計、産業化に関する専門知識を合わせると、最も汎用性が高く、最高の性能を発揮するLiDARになり、LiDARを統合するADASシステムの量販が可能なコストで提供できる。

さらにオスラムとレダーテックは、PERCEPT LiDARにより強化された3D環境モデルを提供する認識ソフトウェアソリューションの提供でも協力していく。これらのソリューションは、生データセンサーフュージョンなどのレダーテックの認識技術をベースとしている。この技術はさらに、コスト効率に優れたLiDAR、カメラ、レーダーの融合とシステム全体の消費電力削減により、強化されてコスト効率の高いADASシステムの提供に貢献する。

レダーテックCEOのチャールズ・ブーランガー (Charles Boulanger) は次のように述べている。「レダーテックは、世界で高く評価され、現時点で最大級の自動車照明サプライヤーであるオスラムと契約したことを光栄に思っています。主要OEMすべてにPERCEPT LiDARプラットフォームを販売するオスラムは、自動車業界に変革をもたらし、ADASシステムの量販を可能にします。これにより、安全性が大幅に向上し、ユーザー体験を大きく改善できます。オスラムは、光学システムで高く評価される自動車サプライヤーの1つであり、自動車LiDARソリューションをリードするサプライヤーとして位置付けられています。レダーテックのLiDAR、センサーフュージョン、認識技術に関する専門知識が、オスラムの産業化能力、高い信頼性と品質で定評がある自動車モジュールと組み合わされて、業界での互恵的パートナーシップの模範となるでしょう。ティア1自動車サプライヤーがレダーテックのようなテクノロジー・プロバイダーのサポートを受けると、レーダーなどのセンシングプラットフォームと同様に、LiDARセンシングシステム市場でも優位に立つことができると確信しています。」

オスラムについて

ミュンヘンに本社を置くオスラム (OSRAM) は、110年を超える歴史を持つ世界的な大手ハイテク企業である。主に半導体ベースのテクノロジーに注力し、同社製品はバーチャル・リアリティーから自動運転、スマートフォンから建造物や都市のスマート・コネクテッド照明ソリューションまで、多様な用途で利用されている。オスラムは、照明の無限の可能性を活用して、個人と地域社会の生活の質を向上させている。オスラムのイノベーションによって、世界中の人々がより良く見ることができるだけでなく、通信、移動、仕事、生活全般が改善されている。2020年度末 (9月30日) の時点で、オスラムは世界各地に約21,000人の従業員を擁し、継続的な事業活動から約30億ユーロ (約3,780億円) の収益を計上した。同社は、フランクフルトとミュンヘンの証券取引所に上場している (ISIN: DE000LED4000、WKN: LED 400、銘柄コード: OSR)。詳細については、www.osram.comを閲覧されたい。

レダーテックについて

レダーテック (LeddarTech) は、自動運転車と先進運転者支援システムの環境センシングプラットフォームのリーダーである。レダーテックは2007年に設立され、包括的なエンドツーエンドの環境センシング企業へと進化し、自動車およびモビリティ市場セグメントのバリューチェーン全体で、顧客が重要なセンシングおよび認識課題を解決できるよう支援している。LeddarVision™センサーフュージョン認識プラットフォームや、LeddarEngine™を基盤としたコスト効果が高く、拡張可能で多用途に対応する自動運転車グレードのソリッドステートLiDAR開発ソリューションにより、レダーテックは、ティア1およびティア2の自動運転システムインテグレーターが自律レベル1~5のフルスタックセンシングソリューションを開発できるよう支援している。このソリューションは、自動運転シャトル、トラック、バス、配達車、スマートシティ/工場、ロボタクシーなどの用途で着実に展開されている。同社は、最先端の自動車およびモビリティ・リモートセンシング・アプリケーションにおいて複数の技術革新を行っており、95以上の特許を保有している (取得済み、申請中を含む)。同社の技術は、ADASと自律走行機能を強化している。

レダーテックについての詳細情報は以下から入手可能である。www.leddartech.comLinkedInTwitterFacebookYouTube

問い合わせ先:
ダニエル・エイトキン (Daniel Aitken)、レダーテックのグローバルマーケティング、コミュニケーション、および製品管理担当バイスプレジデント
電話: + 1-418-653-9000、内線232
daniel.aitken@leddartech.com

LeddarLeddarTechLeddarEngine、LeddarVision、LeddarSP、LeddarCore、VAYADrive、VayaVision、および関連ロゴは、LeddarTech Inc.およびその子会社の商標または登録商標である。その他すべてのブランド、製品名、マークは、それぞれの所有者の製品またはサービスを識別するために使用される商標または登録商標の場合がある。

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