バミューダ諸島ハミルトン発 , March 02, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) -- エンスター・グループ・リミテッド (Enstar Group Limited、以下「エンスター」) (NASDAQ: ESGR) は本日、米証券取引委員会にForm 10-Kで年次報告書を提出し、2019年12月31日までの事業年度の利益と財務状況を報告した。

エンスターは、2019年12月31日までの事業年度の連結純利益を9億220万ドル (約983億3,980万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり41.43ドル (約4,516円) の利益) と報告した。2018年12月31日までの事業年度には、1億6,240万ドル (約177億160万円) の連結損失 (完全希薄化後の普通株式一株当たり7.84ドル (約855円) の損失) であった。

2019年12月31日までの事業年度の純利益の主な要因は次の通りであった。

2019年12月31日までの事業年度の非GAAP営業利益1は、5億5,340万ドル (約603億2,060万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり25.42ドル (約2,771円)) であった。2018年12月31日までの事業年度には6,160万ドル (67億1,440万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり2.95ドル (約322円)) であった。

2019年12月31日現在のエンスターの普通株主資本は、43億3,220万ドル (約4,722億980万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり197.93ドル (約21,574円)) であった。これに対して、2018年12月31日時点では33億9,190万ドル (約3,697億1,710万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり155.94ドル (約16,997円)) であった。エンスターのWebサイト (www.enstargroup.com) で入手可能なForm 10-Kには、エンスターの事業および業績に関する詳細な説明が記載されている。

1非GAAP営業利益と、完全希薄化後普通株式1株あたりの非GAAP営業利益は、SEC規則レギュレーションGに定義されている非GAAP財務指標である。これらの非GAAPとそれらに最も近いGAAP財務指標 (エンスター・グループ・リミテッドの普通株主に帰属する純損益および希薄化後の普通株式1株あたりの純損益) との照合が以下に示されており、これらの項目を提示する根拠については、本プレスリリースの後半に記載されている。

エンスターについて

エンスター (Enstar) は、約194億ドル (約2兆1,146億円) の資産を有する多角的保険グループであり、バミューダ諸島、米国、英国、欧州大陸、オーストラリア、その他の国際拠点にあるグループ企業のネットワークを通じて画期的な資本リリースソリューションおよび専門アンダーライティング業務を提供している。2001年の創業以来、100社を超える企業やポートフォリオの買収を完了または発表してきた実績を持つ、レガシー買収のマーケットリーダーである。同グループの現行のアンダーライティング事業には、グローバルなアンダーライティングプラットフォームを複数備えたAクラスの世界的な特殊保険企業グループであるスターストーン (StarStone)、ロイズ (Lloyd's) のシンジケート609 (Syndicate 609) のための特殊保険および再保険事業の運営とアンダーライティングを行っている企業グループのアトリウム (Atrium) が含まれる。エンスターに関する詳細については、www.enstargroup.comを閲覧されたい。

GAAP財務施策

エンスター・グループ・リミテッドの米国GAAPに準じて決定された普通株主に帰属する純損益および希薄化後の普通株一株当たりの損益報告のほか、規則S-Kの第10(e)項に定義された非GAAP財務指標である、エンスター・グループ・リミテッドの普通株主に帰属する非GAAP営業損益および希薄化後の普通株一株当たりの非GAAP営業損益についての報告が、当社の業績に関する貴重な指標となる。

非GAAPベースの営業損益は、以下を除く。(i) 直接運用している定期投資および保有ファンドの純実現損益および純未実現損益、(ii) 公正価値オプションを選択した保険契約の公正価値の変動、(iii) 子会社売却の損益、(iv) 非継続事業からの純損益、(v) 該当する場合はこれらの調整の税効果、および (vi) 該当する場合は非支配持分への調整部分の帰属。直接運用している定期投資および保有ファンドの純実現損益および純未実現損益および公正価値オプションを選択した保険契約の公正価値には、主に市況および一般的な経済状況により期間ごとに大幅な変動があり、当社の収益に対するこれらの影響は中核事業の業績を反映するものではないため、これらの影響を除外している。  当社では、子会社の売却による損益および非継続事業からの純損益は、当社の中核事業の業績を反映するものではないため、これらの影響を除外している。

さらに、当社では、連結財務諸表の読者は、これらの非GAAP指標を活用することで、当社の経営陣が基調業績を分析する方法と合致する方法で当社の業績をより簡単に分析しやすくなると考えている。当社では、他社とは異なる定義や計算が行われている可能性のあるこれらの非GAAP財務指標を発表することにより、当社の連結財務成績の理解を向上させられると考えている。これらの指標は、米国GAAPに準じた計算に代わるものと見なされるべきではない。

GAAP財務尺度の照合

エンスター・グループ・リミテッドの普通株主に帰属する非GAAP営業損益は、以下の表で示すとおり、連結損益計算書の中の特定の項目を、最も近いGAAP財務指標であるエンスター・グループ・リミテッドの普通株主に帰属する純損益に加算するかまたはそこから差し引くことによって計算されている。

  Year Ended
  December 31,
  2019 2018 2017
 In thousands of U.S. dollars
(except for per share data)
Net earnings (loss) attributable to Enstar Group Limited ordinary shareholders $902,175  $(162,354) $311,458 
Adjustments:      
Net realized and unrealized (gains) losses on fixed maturity investments and funds held - directly managed (1) (534,730) 243,093  (70,747)
Change in fair value of insurance contracts for which we have elected the fair value option 117,181  6,664  30,256 
Loss on sale of subsidiary     16,349 
Net (earnings) loss from discontinued operations     (14,183)
Tax effects of adjustments (2) 51,102  (16,588) 5,364 
Adjustments attributable to noncontrolling interest (3) 17,689  (9,166) 4,840 
Non-GAAP operating income attributable to Enstar Group Limited ordinary shareholders (4) $553,417  $61,649  $283,337 
       
Diluted net earnings (loss) per ordinary share $41.43  $(7.84) $15.95 
Adjustments:      
Net realized and unrealized (gains) losses on fixed maturity investments and funds held - directly managed (1) (24.55) 11.70  (3.62)
Change in fair value of insurance contracts for which we have elected the fair value option 5.38  0.32  1.55 
Loss on sale of subsidiary     0.84 
Net (earnings) loss from discontinued operations     (0.73)
Tax effects of adjustments (2) 2.35  (0.79) 0.27 
Adjustments attributable to noncontrolling interest (3) 0.81  (0.44) 0.25 
Diluted non-GAAP operating income per ordinary share (4) $25.42  $2.95  $14.51 
       
Weighted average ordinary shares outstanding - diluted 21,775,066  20,904,176  19,527,591 

 (1) 確定期日証券に関連する純実現損益および純未実現損益を表す。当社の確定期日証券は当社のバランスシートに直接計上されており、「保有資金 - 直接運用」残高にも含まれている。当社の純実現損益および純未実現損益の詳細については、Form 10-Kの年次報告書の項目8に記載されている当社の連結財務諸表の注記6「投資」を参照のこと。

(2) 適用される管轄税率で計算された、税引前調整が関連する特定の国の税金費用または利益の総計を表す。

(3) 調整が適用される特定の子会社に関連する非支配持分に帰属する純損益に対する調整の影響を表す。

(4) 非GAAP財務指標。

注意事項

本プレスリリースには、1995年米国証券民事訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内で、将来の見通しに関する記述が含まれている。これらの記述には、エンスターおよびその経営陣の意図、確信、あるいは現時点での予想に関する記述が含まれている。これらの将来の見通しに関する記述は、記述が行われた時点での事柄を述べているに過ぎず、将来の業績を保証するものではなく、リスクや不確実性が含まれること、および実際の結果は、さまざまな要因により将来の見通しに関する記述で予想されている状態とは実質的に異なる可能性があることを投資家に警告する。エンスターに関する重要なリスク要因については、エンスターの20191231日までの事業年度のForm 10-K (年次報告書) の見出し「リスク要因」に記載されており、言及としてここに組み込まれているものとする。さらにエンスターは、法律によって義務づけられている場合を除き、将来の見通しの変更や、かかる記述のもとになる出来事、条件、状況、あるいは前提の変更を反映するように書面または口頭で将来予想に関する記述を更新する義務を負わず、また本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述の更新あるいは改訂を公式に発表する義務も負わない。

問い合わせ先: ガイ・ボウカー (Guy Bowker)
電話+1 (441) 292-3645