ニューヨーク州レンセリア発, June 05, 2019 (GLOBE NEWSWIRE) -- 遺伝子操作された齧歯類モデルソリューションを提供する世界的リーダー企業であるタコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences) は、すべての商業用マウスコロニーおよび契約マウス繁殖バリアに、新たに発見された病原体がないことを発表した。タコニックは、すべての健康基準でマウス腎臓パルボウイルスを除去した最初かつ唯一の商業用動物販売業者となる。
「細胞 (Cell) 」誌2018年10月号に掲載された論文では、オーストラリアとアメリカの研究コンソーシアムが、マウス腎臓パルボウイルス (別名MKPV) と命名された新しいマウスパルボウイルスの発見を発表した (https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(18)31029-8)。その論文では、感染性の高い病原体が、免疫不全マウスにおいて腎臓の封入体症および最終的な腎不全および死を引き起こすと述べている。
タコニックは提携検査機関によって開発された診断アッセイを利用してすべての商業用マウスの事業所で病原体のスクリーニングを実施し、すべての商業用マウスコロニーおよび契約繁殖バリアがMKPV陰性であることを発表できることを嬉しく思っている。タコニックでは、これらの結果がウイルス汚染物質の侵入や拡散を防ぐための実務や手順が含まれている強力なバイオセキュリティプログラムの成果であると考えている。
タコニック・バイオサイエンシズの動物福祉・コンプライアンス担当バイスプレジデントであるジェフリー・ローミラー博士 (Dr. Jeffrey Lohmiller, DVM, MS, DACLAM) は次のように述べている。「マウス腎臓パルボウイルスの陰性の結果は、タコニックの厳格な病原体排除の実践によるものです。タコニックでは、同業界で最高品質の規格を採用してきた歴史を持っています。この新しい病原体に初めて対処したベンダーとして、この強力な伝統を継続していく志です。」
タコニックでは、定期的に健康検査プログラムを評価し、科学的発見と顧客からのフィードバックに基づいて改良を行っている。この病原体は免疫不全マウスに重大な臨床的影響を及ぼし、免疫不全のないマウスにおいても軽度の腎症を引き起こす可能性があるため、すべてのタコニック健康基準の除外リストにMKPVを追加した。定期検査は2019年7月に開始され、MKPV検査結果は2019年6月4日から健康レポートに表示されるようになる。
タコニック・バイオサイエンシズの業界をリードする健康水準の詳細については、同社ウェブサイトの動物の健康 (Animal Health) ページを閲覧するか、または電話番号1-888-TACONIC (888-822-6642) (米国)、+45 70 23 04 05 (欧州)、またはメール (info@taconic.com) まで問い合わせされたい。
タコニック・バイオサイエンシズについて
タコニック・バイオサイエンシズ (Taconic Biosciences, Inc.) は、遺伝子工学的に操作を行った齧歯類モデルおよびサービスにおける、各種免許を取得済みのグローバルリーダーである。同社は1952年に設立され、最良の動物ソリューションを提供することで、貴重なリサーチモデルの取得、カスタム生成、繁殖、プリコンディショニング、試験、および世界各地への流通を支援している。タコニックでは、遺伝子組み換え操作を行ったマウスモデルやラットモデル、マイクロバイオーム、免疫・オンコロジー向けマウスモデル、統合モデルの設計・繁殖サービスを専門とし、米国および欧州に3ヶ所のサービスラボラトリーおよび6ヶ所の繁殖施設を擁し、アジアにおける販売業者との取引関係も維持しており、世界のほとんどどこにでも動物モデルを提供できるグローバルな出荷能力を備えている。
報道関係者向け問い合わせ先
ケリー・オーウェン・グローバー (Kelly Owen Grover)
マーケティングコミュニケーション担当ディレクター (Director of Marketing Communications)
(518) 697-3824
kelly.grover@taconic.com